プシケの庭

心を癒し、真に自分らしくあるための、セルフ・アウェアネス覚書

人の言葉に足をすくわれないためにできること

他の人に言われたことで、または直接言われたわけではなくても人の話を聞いたりしてとても動揺することがあります。

感じる、ということは人間なら当たり前。感じる機能をブロックしたくはないですね。ブロックしてしまうと、喜びも一緒にブロックしてしまいます。

でも、人の話に強く影響されるのは避けたいところです。

まず、第一ステップは、自分が影響を受けていることを気づくこと。

気づくことって、たいしたことがないように思えるかもしれませんが、本当に大事です。このステップがないと、自分に起こっていることがわからないということになってしまいます。つまり、影響を受けている、というはっきりとした認識がないまま、いつのまにかずるずると人の言葉に浸食されてしまう。

気づきが、いわばその浸食を防ぐ、第一のバリアとなるのです。なぜなら、「影響されている!」と感じると、自然に「影響されたくないな」と、心のストップがかかるからです。

そして、次のステップは、自分がどのように影響を受けているか、観察する。

ドキドキしているな、とか、怖く感じている、自信をなくしている、傷ついた、など。

それをしっかり受けとめてあげましょう。そういう風に感じているのだな、と理解してあげる。

観察する、ということは、余裕を作ることでもあるのです。自分が自分の反応を客観的に眺めることが観察。ですので、客観的に見るという行為が、すでに自分の反応から離れることになっているわけです。

次に、深呼吸をしてみましょう。深呼吸は落ち着けます。落ち着く、ということは、心をリセットすることでもあります。このリセットが、人からのネガティブな影響から離れるには、必要です。

少し落ち着き、リセットができると、自分自身を取り戻しやすくなります。そうすると、以前の緊張した心の状態が楽になってきて、「そこまで大げさにとらえなくてもいいな」とか、「人がどう思おうと、自分は正しいことをやっている」などという冷静な状況のとらえ方ができるかもしれません。

もちろん状況の度合いによって、すべてがすぐに楽になるとは限りません。でも、このようなちょっとした心の使い方で、ストレスをある程度軽減することはできるのです。

 

 

 

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