プシケの庭

心を癒し、真に自分らしくあるための、セルフ・アウェアネス覚書

怒りのエネルギーのクリエイティブな扱い方

怒りのもやもやした感じはとてもつらいもの。

はっきりと体で感じますね。

慢性的になっている怒りや、トラウマから来ている怒りは、セラピーでは話したり表現すること、またはEFTというメソッドで解消していきます。

unblockenergy.com

その場合でも、自宅でなんらかの対処法をあわせて実行するとより効果的です。

怒りは激しいエネルギー。どこかにぶつけたくなってしまいますよね。

それをそのままを人や物にぶつけてしまうと、よくない結果になるのは目に見えています。

それではその怒りのエネルギーをどこにもっていくといいのか、というと、第一の候補は「走る、などの早い運動」です。

怒りのもやもや感を走ることで消費してしまうのです。

走りながらあれこれ細かく考えたり、怒りをずっと感じたり、というのは基本的に不可能です。

なぜなら、走っている時は速い動きの中で自分の体を維持することが最優先になりますから、感情をずっと持ち続けているのが難しくなるのです。

息が弾むくらい走ると、かなり怒りが薄れてくるはずです。

もし外で走れないのなら、部屋でその場で足踏みをするような形で走る動作をしたり、腕立て伏せなどきつめの運動を少し疲れるまでしてみます。

疲れた~!という感じと共に、嫌な感情にそれほど悩まされなくなってくると思います。

ダンスが好きな人はアップテンポの音楽で踊るのもいいですね。

番外編としては、これはクライアントさんが自分で考えてやっていたのですが、掃除をする、ということ。掃除が好きな人に限ると思いますが、怒りを感じたらすごい勢いで掃除し、それで発散させるという方法です。彼女が怒ると家の中がすごくきれいになるといってました✨。こんなやり方もありですね。

いろいろな創意工夫で、破壊的ではない、建設的な方法をやってみるといいと思います。

 

 

 

にほんブログ村 メンタルヘルスブログへ
にほんブログ村

自分にチャンスを与えてあげる

誰でも物事がスムーズに行ってほしいと思うものです。

問題が発生するとストレスはたまるし、落ち込んだり、悲しくなったりします。

問題はなるべく早く解決したいですよね。

でも、悩みを抱えている自分まで嫌いにならないでください。

なんで自分はこんなに悩みだらけなのだろう。他の人はもっと楽にやっている。問題が山積みな自分って最低。

こんなこと自分に言っていませんか?または心のどこかで似たようなことを感じたりしていませんか?

これでは問題によって追いつめられるだけでなく、自分で自分を追いつめてしまいます。

確かにつらい、そして自分に怒りが向きそうになる。でもそこで自分にチャンスを与えてあげる。

なんとか解決方法を探そう。一歩一歩やっていけばいい、と力づけてあげる。まだ、終わりじゃないよ、諦めないで、と言ってあげる。

実際、世の中には、驚くほどの困難を経て幸福になった人もいっぱいいるのです。その人たちだって困難の際諦めていたら、幸福も手に入らなかったでしょう。

そして、悩み、困難、問題を乗り越えることで、人間は強くなります。あれを乗り越えられたのだから、という経験値と自信ができます。それがいつか役立つとがきっとあります。悩んだ経験もしっかり私たちの血となり肉となるのです。

 

 

 

にほんブログ村 メンタルヘルスブログへ
にほんブログ村

 

 

自分ファーストと自己中心の大きな違い

自分は大切にしなくてはいけませんよね。

私はセラピストとして、クライアントさんが精神問題を解決して自分らしさを表現できるようにお手伝いをしていると思っています。

「自分らしさ」、「自分を大切にする」、「自分ファースト」など、自分の事しか考えないのは自己中心的なのかというと、そうではないのです。

「自分ファースト」は、自分がやりたいこと、必要なこと、やらなくてはいけないことを責任を持って管理する、ということでしょう。取り組まなくてはならない自分の問題から目を背けてボランティアに奔走する、などは自分ファーストになっていない例です。

自己中心と違うのは、自己中心は、他人とのかかわりの中で、自分の利益しか考えていない、他の人の都合を考慮していないということです。自分の見方、考え方を人の意見をないがしろにして押し付けることです。

自己中心的な人は真に強い人かといったら、そうでないことが多いでしょう。むしろ、不安を抱えていて、尊大にふるまうことで、その不安を払拭しようとしていることもあると思います。あまり自分が見えていない、自分を知らない人でもあると思います。

そのような自己中心的な態度は、対人関係で大きな代償を払うことになります。我を張るあまり、あちこちで人と対立し、孤立してしまう。本当に分かり合える人間関係を築けない。つまり、自分だけよければ、と自分の利益を人を押しのけて求めることで、究極的には損をする結果になるのです。

自分ファーストは、自分の中で自分自身の管理を優先しているだけで、人との関係において自分が上とか自分の意見が常に正しいと主張することではありません。むしろ、深く自分を知り、自分の責任が取れている人は、他の人をリスペクトし理解する力が大きくなるでしょう。

もともと、「○○ファースト」は、アメリカの保守派の人たちの間で広まった言葉だと思います。自分の国に貧困があったり、解決しなくてはいけない問題が山積みなのに、他国援助の名目で大きなお金が国外に流れたり、許容範囲を超えて難民を受け入れ、自国が荒廃することを防ごう、自国の問題にフォーカスしてまず解決しようということです。決して、他の国を下に見たり、差別したりすることではありません。また、慈悲の念がないわけでもありません。

自分の心のワークをしていき、自分にフォーカスすればするほど心の器は広くなります。ちゃんと管理をすればするほど、使えるキャパは大きくなるのです。ですので、以前よりずっと人をサポートできる余裕のある人になるということです。

一見自分の事ばかり考えているの?という自分ファーストですが、実際には不健康な人への依存をなくして、よりよい人間関係につながるのではと思います。

 

 

 

にほんブログ村 メンタルヘルスブログへ
にほんブログ村

 

自分の感情反応で自分を知る

なんでこんなに怒っているのかな、とか、なんか今日今一つ気分が乗らないな、と思うことってありますよね。

原因がはっきりしている場合もありますが、なぜだろう?と自分でも不思議に感じることもあるでしょう。

そんな時、ちょっと自分の心を探ってみましょう。

怒っているなら、具体的に何がその怒りを呼び起こしたのでしょうか?そして、それが些細なことだったとしても、何か過去の深い傷を思い起こさせたりしていないか、考えてみる。

例えば、パートナーが言ったことに猛烈に反応してしまった。そして、それがよく考えると、親からうるさく言われ、非常に傷ついたことに似ていた、などです。

過去の傷に近い経験をすると過去の傷がうずくのです。ですので、状況に不釣り合いなほどの大きな反応をということも起きるのです。

自分の心を探ると、感情反応の因果関係がわかってきます。そうすると、自分の感情をコントロールしやすくなり、感情に自分が翻弄される状態から、自分が感情を管理するように変わってきます。

また、自分の傷に気づいてあげることは、癒しの大切な第一歩となります。

 

 

 

にほんブログ村 メンタルヘルスブログへ
にほんブログ村

困難を乗り越えて新たな自分を見出す喜び

問題に向き合っている時はつらいものです。

でもたくさんのよいこともあります。

それは自分のいろいろな面を新たに知る、ということ。ただ、これだけ聞くとそんなにいいのかな、と思うかもしれません。

しかし、実際に体験してみると、とてもうれしいものです。

ああ、自分は本当はこんなことが好きだったんだな、こんな良い点があったんだな、と発見に喜びを感じるようになるのです。

自分ができないと思っていたことが突然できたり。

トラウマやつらい経験で素直になれなかったのが、癒されるにつれ、人にやさしくできたり。

自分の心に真摯に目を向けること自体が癒しです。そして、癒された時に、自分の新たな、または眠っていた資質が出現してくるのです。

つらいことに向き合うことで得るものはたくさんあります。心の底に押しやってしまったら出会えない愛おしい自分が必ずいます。

 

 

 

にほんブログ村 メンタルヘルスブログへ
にほんブログ村

自分を好きになることと、愛すること

自分を好きになれない、ということをよく聞きます。
例えば、失敗したり、落ち込みが激しかったり、うまく物事ができない自分。そんな自分をどうしても好きと感じることができないのでしょう。

好き、というのは、好みです。好みかどうか。そして、好みほど不安定なものはないでしょう。

つまり、好きかどうかは明日にはまた変わるかもしれない、流動的なものだということです。

ですので、好きになろう、好きになろうと、頑張る必要はあるのかな、と思うのです。今の自分が好みでないとしても、それはそのまま認め、受け入れる方がいいと思うのです。

それよりも、頑張るところは、愛すること。

愛するとは、自分をあたたかい目で見つめ、見守り、見捨てずにサポートしてあげるということです。

例え今の状態が嫌いだったとしても、性格が気に入らなかったとしても、それでも愛してあげることはできます。好みの問題ではないので。

そして、もし自分の何かが好きでなかったりした時、自分に愛があれば、それを変えようとすることもできるかもしれません。

自分が自分を見捨てずに、「応援しているよ。いつもサポートしてあげるよ」という気でいれば、諦めずにメンタルヘルスの問題に取り組んだり、嫌いな性格パターンを改善しようという気にもなるのです。愛することのメリットは大きいですね。

 

 

 

にほんブログ村 メンタルヘルスブログへ
にほんブログ村

心をゆるめることで強くなる

ゆるめる、ということは私たちにとってものすごく大切なことです。

ゆるキャラ」などが好まれるように、私たちは心のどこかでゆるめよう、ゆるめたいと欲しているのです。それが心を癒すことにつながることがわかっているのです。

メンタルヘルスの問題を解決しようとする時も、どこをゆるめたらいいか考えるとよいです。

つまり、心の中で固いところ(しこりになっているところ)がその人の問題で解決すべきことなのです。

そして、そのしこりの部分を楽にしていけば、精神状態がものすごくよくなる可能性が高くなります。

ではゆるめるとはどういうことか。

セラピー/カウンセリングで言えば、そのしこりの問題に関する感情を話したり、表現したり、EFTなどの心理療法を行ったりすることです。

unblockenergy.com

問題に取り組むことが、実際にはゆるめることにつながるのです。問題ー心の苦しみーが放置されていることが心を固くさせ、緊張感を起こし、いつのまにか心のキャパがたくさん使われることになります。

そうすると、自分の使える心のキャパがものすごく少なくなってしまいます。

問題を解消する利点は、根本的に心をゆるめられるということです。ゆるめるための活動は必要ですが、心の問題から来ている緊張感をゆるめるには、やはりその問題自体と向き合う必要があります。それによって大きく心をリラックスさせ、楽にすることができます。

 

 

にほんブログ村 メンタルヘルスブログへ
にほんブログ村