プシケの庭

心を癒し、真に自分らしくあるための、セルフ・アウェアネス覚書

すべてが性格や生まれつきとは限らない

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今ある自分のネガティブなパターンが、すべて性格からきているとは限りません。

また、生まれつきで他の人と違うとも限りません。

近年の傾向として、少しでも他と違っていたり、コミュニケーションがうまくないと、発達障害を疑うことがあります。

しかし、これだと重要なことが見落とされる可能性があります。

それは、育った環境やトラウマ。

これらの影響は強力です。

子供のことで言えば、トラウマや家庭環境が見過ごされ、発達障害扱いされてしまうと、子供を助ける機会が失われてしまいます。

例えば、子供が怖い環境にいたら、いつもおどおどするようになってしまうかもしれません。

ビクビクして、簡単な質問に答えられなくなるかもしれません。

そして、そのような状態は、なかなか自然と解消されるものではありませんから、大人になっても、それがその人の性格とまわりから認識され、生まれつきそのような人なのでは、と思われることも出てくるでしょう。

ですので、私がクライアントさんとワークする時は、ほとんどの場合、まず育った環境についてお聞きします。

それにより、どのようにその方のパターンが形成されたかわかってきます。

生まれつき、性格、と言ってしまうと、力で変えようとするだけになります。

でも、パターンが生まれた状況と心理を理解すると、もっと楽に変化が可能になります。

もし過去に恐ろしいことがあって出てきたパターンなら、そのトラウマを解消することで感じ方や人間関係が変わってきます。

また、家族での役割なども言動パターンを作る大きな要素です。

知ることが、心を軽くし、パターンを変えやすくします。

 

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