パターンを直すコツは、まず一つに目標を絞ることです。
あれもこれも、とやろうとしてしまうと、難しくなってしまって、結局やめてしまうことが結構あります。
例えば、自分の家族に感情的に反応してしまうパターンを直したい場合、それだけにフォーカスします。
一回で完璧にやれなくても大丈夫です。
というか、失敗なしに完璧にできるということはなかなかありません。
失敗しても、それが変えていく過程で起こってくる当たり前のことと考え、諦めないでください。
たくさんの人が自分の癖を変えようとしても、すぐにうまくいかず、諦めてしまいます。
それが俗に、性格は直らない、と言われるゆえんです。
実際には直らないものではないのですが、時間をかければ変えていくことが出来ることを途中でやめてしまっているのです。
最低でも2,3か月くらいかかると思ってください。
そこまでかからないかもしれません。
でも、気持ち的にそのくらいの余裕を持ってください。
自分のパターンを「自分」と思ってしまうと、失敗した時に落ち込んでしまいます。
そうではなくて、ただのパターンと、自分と切り離して考えることが役立ちます。
そして、もし自分のパターンが、例えばトラウマや育った環境から来たものだったら、そのことを認識しましょう。
そこで自分に対する温かい気持ち、いたわりの気持ちを持ちましょう。それが変えたい、変えられる、と思える原動力となります。
パターンを変えるのに最初のうち失敗しても、自分をおおらかな目で見つめてあげると、余裕ができて、物事がよい方に進みます。