プシケの庭

心を癒し、真に自分らしくあるための、セルフ・アウェアネス覚書

ネガティブなパターンは変えられる 1

自分を変えたほうがいい、変えるのがえらい、というのではありません。

でも「どうして自分はこうなのかな?」と悲観してしまうことが誰にでもあるのではないでしょうか。

もし、繰り返し落ち込みの原因となるネガティブなパターンがあるなら、取り組んでみたほうがずっとスッキリします。

見たくないな、と思うものもあるかもしれないけれど、心のどこかで嫌だな、とずっと感じるのも、長期的に見るとかなりなストレスです。自己イメージにも影響しますね。

また、自己イメージが悪くなってくると、自信がなくなったり、不安になりやすくなったりもします。

まず、最初から「もともとの性格」と決めつけないでください。

ネガティブなパターンの多くは過去に植えつけられています。家庭環境や学校でのつらい体験、トラウマ、こうしたものが私たちの感情反応パターンを作ります。

それが長い間繰り返されると、性格に組み込まれてきます。

例えば、「すぐかっとなる」パターンがあったとしましょう。

その場合、セラピーでは、いつ頃からそのパターンが始まったか探っていきます。何かしらの出来事や家庭環境など、要因が見つかってきます。

あまりに親が自分にひどいことばかり言うので、イライラしやすく、かっとするようになったかもしれません。

そうした場合、その時の状況や自分の感情を振り返り、理解し、癒していくことがとても助けとなります。

なぜなら、ただ一生懸命に自分を制しようとしても、このパターンの根底に傷ついた自分の気持ちがあると、パターンを変えるのにどこかで抵抗を感じてしまい、うまくいかないことが多いからです。

(つづく)

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