プシケの庭

心を癒し、真に自分らしくあるための、セルフ・アウェアネス覚書

弱ってることを感じても「弱気」になりすぎないように注意!


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心の癒やし、回復には、自分の傷ついた部分を見てあげることが大事になります。

体の傷でも、傷を認識せずに治すということはあまりないと思いますが、それと同じです。

心の傷では、基本的に気持ち、感情を見ていくことになります。それが傷の現れる場所ですので。

そして、見ていく過程で、心はとても楽になっていきます。

でも、ここでよくクライアントさんが感じるのは、自分がちょっと弱く感じるということ。

つまり、それまで強がっていたのを取り払ってしまい、恐怖心や不安感を認めると、自分が弱くなったかのように感じられるのです。

実際には以前より弱くなったわけではありません。

体で言えば、気をはっている時には感じなかった痛みが、ほっとしてリラックスした時に感じられ、こんなに我慢していたんだな、とわかるようなものです。本当はわかるまえから、弱ってはいたのです。

でも、ここで気をつけなくてはいけないのは、自分て弱い人間なんだな、と悲観的になったり、落ち込んだりしてしまうことです。

弱っているのを感じることは、治癒の過程です。

いろいろなつらい感情を認め、心の中から放出していくと、最初のうちは少し敏感に感じるものですが、その後徐々に健康的になっていきます。

健康的とは、強くなるということです。

治癒の過程を経た先には、自然な強さがあるのです。

この強さは、見せかけの強さや、プレッシャーをかけて叩いて強くするようなものではありません。

また、勝ち負けの強さでもありません。

癒されば、元気になるので、普通に強くなるのです。

ですから、最終的には強さが現れることを知って、悲観しないことが大切です。

 

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