真面目っていいことなのか、悪いことなのか。
資質としてはいいもののはずですが、時々ネガティブに使われる感じもあります。
「真面目すぎる」と批判的に言われたりなどで、真面目という言葉にひどく敏感になってしまう人もいます。
でもこの真面目さって、問題意識だったりする時もあるんです。
例えば気にかかっていること、解決したいと願うこと。
こういうものを友達に打ち明けたりして、真面目だね、といわれてしまうかもしれません。
でも、それは見方の違いであり、実際には心をよく見つめると、いろいろ目についてしまうのです。
真面目すぎる、と言われて悩んでいる方の中に、大変鋭い感性を持たれている方も少なくありません。
そういう方と話していると、真面目に自分を見てごまかさないところが、心の癒しに非常に役立つな、と実感します。
他の人が見ないようにしてしまうことも、真面目だから目をそらせない。
真面目だから、心理療法のワークも着々と行ってくれる。
その結果、最初は精神的にすごく弱っていたのに、自分を知り、傷を治していくことで、最後には周りの人よりもずっと強くなる、などということも少なくありません。
どのような個性も、必ず良い点、強みになる側面があります。要はそれをうまく引き出していくことですね。