プシケの庭

心を癒し、真に自分らしくあるための、セルフ・アウェアネス覚書

柔軟な考え方が自分を助ける

前回のブログ記事で、「アイデンティティをあまりにも強固に持ちすぎると傷も大きくなる」と書きました。

unblockenergy.hatenablog.com

アイデンティティが強固ということは、自分がこうでなくてはいけない、とかなり強く考えているということです。

強く考えるって、集中したりゴールを定めるということでは、意志の強さになります。何か自分の目標に向かって努力する時、ブレないで固定する感じですね。

でも、あまりにこだわりすぎると、執着と縛りになります。自分の考えにがんじがらめにされてしまう。

そこで大事なのが柔軟性。

あまりに自分の考えが状況と違っていたり、無理だったら、修正するということ。

強固に突っ走らずに。

そうすることで、自分を楽にすることができます。

目標を持つのはいいですが、自分に対して過剰な期待をしているな、と感じた時点で、「そこまで無理をしなくていい」と柔軟に考える。

また、例えば「○○歳までに○○していたい」みたいに考える方はたくさんいます。しかし現実は、いつもそのようにうまくいくとは限らない。そこで精神的にダメージを受けてしまう。

自分のやりたい事を目標として努力するのはいいですが、どこかで、「それが第一希望ではあるけど、そうじゃなくても人生楽しめる」みたいなスタンスを持っていないと、一つがだめになることによって、自分の人生を否定するような思考になってしまう。

ここでも柔軟性です。

柔軟に考えることによって、自分の心へのダメージを少なくできます。

ただ、ここでの注意点は、トラウマやうつ、不安が強くなった状態だと、考えが硬直する傾向がある、ということです。

考えを変えよう、柔軟に考えようとしても、悪い方向へ考えを押し流されたり、こだわりがとれなかったりすることもあります。

また、親から大きなプレッシャーを受けて育つと、柔軟な考え方が安易な言い訳のように感じたりで、なかなか自分で自分にプレッシャーを与えることをやめられない、ということが起こってくるかもしれません。

そのような場合は、自分の心の問題をしっかり見ていくことが必要になります。

 

 

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