イノシシといえば、猪突猛進です。
ここぞ、という時には、勢いをつけて、まっすぐに、わき目もふらずにのぞむといいですね。
しかし、他の場合(というかほとんどの場合)では、あまりに勢いがありすぎると、「周りが見えなく」なってしまいます。気づかないこと、見落とすことが多く出てくるということです。それらが犠牲になってしまいます。「猛進」が「盲進」にもなります。
さらに、勢いで気力を消耗してしまって、そのあとを続ける余力がなくなり疲弊してしまいます。
気がはやったら、手綱を引き締め、少しブレーキをかけてあげると、「突撃して花と散る」ような瞬発的な力の使い方ではなく、持続性を重視した使い方になっていきます。
勢いとは、よく観察してみると、単なる神経の高ぶり・興奮状態です。それが鎮まると、そんなに勢いよくやる理由も少なくなってきます。