プシケの庭

心を癒し、真に自分らしくあるための、セルフ・アウェアネス覚書

前を向くというプレッシャーより、今の心を知る勇気が歩を進める

前を向け、というプレッシャーが非常に重荷になることがあります。

特に何か大きなストレスがあった時や、生活の変化に直面している時。

それは別れかもしれないし、新しい仕事、家庭内での変化、トラウマかもしれません。

そういう時に、ただ「前を向け」と言われても、心がなかなかついていかないものです。そのように言われたり、自分で自分をせかすことで、逆にストレスが大きくなることもあるでしょう。

さあ、前を向こう、切り替えよう、という前に、今の自分の心に何が起こっているのか、知ることが大切。

別れであれば、その別れた人に対する思いがあるでしょうし、仕事が変われば、不安や心配が多くなるでしょう。

トラウマはショックですから、恐怖心に駆られたり、緊張が解けなくなることもあるでしょう。

このような今心の中で起こっていることを無視して前に進もうとしても、無理があります。なぜなら、なかなか前に進める状態ではないからです。私たちは機械ではありません。

こういう時に無理をすると、解消されていないストレスや感情が輪をかけて大きくなってしまい、あとで対処が難しくなることもあります。

本当は進めないのに、振り切ることで強引に進もうとするよりも、今の自分の状態を理解し、対処してあげる。そうすることで、自然とその段階が終わるようにしていくといいです。すると、次のステップへ動く気力と心のゆとりが生まれます。

 

 

 

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