危機的なことがあった時、役に立つのが直感です。
自分がどのような行動をとればいいか、瞬時に教えてくれるのが、直感です。
これは避けた方がいい、この人は危ないかも、この仕事はもう一度確認をとった方がいい、など。
この直感があまりよく働かないこともあります。
それは、あまり自分に対するリスペクトがない時です。
自分を評価しない傾向があると、直感的なことも評価せず、心の片隅に追いやられてしまうでしょう。
この評価しない大きな原因の一つが、親との関係です。
親が過干渉だったり、子供のやり方でやらせない、やり方を認めないと、子供自身も自分を認めなくなってしまいます。
そうすると、普通の人が直感で簡単に避けれるようなことができない時があります。
自分のやり方、感覚、感性を使って生きる練習をしていないので、直感が働かないのです。
その場合、自分の感覚・感情を意識していくと、だんだん自分がわかってきて、ずっと直感的になってきます。
「私はこれが好きなのだな」「これが苦手」「これは私には向かない」「今恐怖を感じているな」「あの人の言葉で傷ついた」など、自分の心の動きを明確化していきます。
すると、自分の感覚というものが非常に大事であることがわかってきます。そして、だんだんと直感を信じられるようになってきます。