嘆きたくなる時はあります。
それは人間だから、仕方がありません。
でも、長期間で強い嘆きは、心に大きなダメージを残しかねません。そして、なかなか次のステップへ移れなくなってしまいます。
嘆き続ける、ということから、あまりよいものは生まれません。
それよりも、嘆きの原因となった、感情にアクセスすることの方が、ずっと効果的です。
例えば、悲しみ、怒り、ショック、など、自分の感じた感情が何なのか、よく見つめること。
見つめること自体が、癒しになるからです。
反対に自分の気持ちを受け入れて、向き合って、開放していかないと、心は空回りするばかり。ただ、嘆くだけで心が同じ場所にとどまるばかりとなります。
何年も嘆き続ける人が結構いる。
そして、その状態は人間にとって、大変酷な状態に私には思えるのです。
嘆きに多くのエネルギーをとられてしまう。今できることができなくなってしまう。
そして、この場合、解決方法は、忘れればいい、見なければいいではない。
忘れようとしても忘れられないから、嘆きになるのであって、それを否定してもいたちごっこ。
感情に向き合うことが、嘆きを根本から解決してくれます。
丁寧に、感情を見てあげることで、嘆きを終わらすことができます。
まさに急がば回れ。日本の格言にはよいものがたくさんありますね。