なぜ心が苦しくなるかというと、様々な感情を閉じ込めているからです。
感情が心の中にい続けるので、心のキャパが非常に少なくなる。
そうなると、以前出来たこともできなくなったりします。
心の病と言われるものは多いけど、そのほとんどが、「抑圧した感情」が原因です。
「何も感じていないのに?」という人もいますが、あまりにつらい状況で、感情を感じないようにするしかなく、閉じ込めたままになっていることが多いのです。
つまり、アクセスができなくなっているだけ。
アクセスするのを恐ろしく思う気持ちがブロックとなっている。
確かに感情と向き合うのは勇気がいることですが、特に子供の頃に感情を許されなかった場合は、葛藤を避けるあまり感情を感じないようにする癖がついてしまう。
でも、その感情にアクセスすることで、癒しが生まれるのです。なぜなら、アクセスするということで、感情を留めておかず、解き放つ方向へ動いていくからです。それがないと、感情はどんどんたまっていく。
癒され、感情が解き放たれると、心のキャパが戻ってきます。いらないものを削除すれば、スマホでもパソコンでも容量が戻ってくるのと同じ。
感情は避ければ消去できるというものではありません。逆説的ですが、向き合うことで、癒しのプロセスが始まり、薄れ、消えていくのです。
このようにして、ひとの心は回復していきます。