プシケの庭

心を癒し、真に自分らしくあるための、セルフ・アウェアネス覚書

呼吸を整えることを日常に取り込む

不安な時、疲れた時、苦しい時、私たちのエネルギーは乱れています。

エネルギーの乱れは私たちの呼吸にはっきり表れます。

呼吸が浅かったり、不規則だったり、呼吸を観察することによって、乱れがわかりますね。

そのままにしておくと、さらに苦しさが増してきます。

でも、呼吸を整えれば、私たちのエネルギーも整ってきます。それにつれて、心も落ち着いてきます。

呼吸は私たちの友達。つらい時に、いつもいて最初に助けてくれる仲間。

大きく呼吸することを時々思い出しましょう。

ただ、たくさん吸おうとしても、浅い呼吸から突然深い呼吸になれるわけもありません。

まず吐ききりましょう。

そこから少しずつ吸ってみましょう。

たくさん吸うより、ゆっくり吸うことが大切です。

そして、さらにゆっくり息を吐きましょう。そうすることで落ち着きが増します。吐く息は副交感神経に関連していると言われています。

必要であれば、吐く息の時に背筋を伸ばしたまま上体を倒し、息を吸う時に体を起こすと、腹式呼吸がしやすくなります。

腹部の緊張により、それも難しければ、寝た姿勢で呼吸をすると腹式呼吸がしやすくなります。

一定のリズムで、まずは5秒吸って、吐いてを目標に。できたら吐く息を吸う息より長く。

このように呼吸を整えると、苦しみが少し楽になってきます。

心理的な苦しみであれば、呼吸法は根本解決とは言えないかもしれませんが、心を少し楽にしてくれます。

エネルギーが落ち着いてくると、気持ちも新鮮に、物事の見え方も穏やかになってきます。

 

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「達観」しようとすることの落とし穴

「達観」するというのは、小さいことに惑わされないということですね。達観しろ、と言われたり、また、達観できればいいな、と思う方もいらっしゃるでしょう。

でも本当の意味で達観するのは、そう簡単にはできないことです。

私たちは日常に起こるいろいろなことによって、多かれ少なかれ影響を受けています。影響を受けても気づかないこともたくさんあります。

なぜ気づかないかというと、私たちは、自分の心にいつも注意を払っている状態ではないからです。

つまりよく見ていないのです。

または、いろいろなことにまぎれて、見えなくなっているのです。

「結構自分て影響されなくて、達観できてるのかな?」と思う事もあるかもしれません。

もちろん、影響されないこともあるでしょう。

でも、気づかないこともかなりあるのです。

そして、何が問題かというと、気づかないことでストレスがいつの間にかものすごく大きくなったりしてしまうことです。

「こんなの大丈夫。たいして影響されてないから」と感じていたのに、突然ものすごい不安や落ち込みに襲われたり、胃が痛いなどの体の症状に出ることもあります。

そこで初めて、すごいストレスにさらされていたのだな、とわかることに。

何か予期せぬことがあった時に落ち着くことは必要です。でも「このくらい全然平気。達観できるわ!」と表面的に何事もないかのようにふるまってしまうと、自分で自分の心を欺く結果になりかねません。平気、平気で押し切ることが、さらなるプレッシャーにも。

つまり、自分としては「達観」と思っているのが、実際には心の奥で起きていることが見えていないだけ、ということがあるということです。

どんな賢者でも動揺もするし、プレッシャーも感じます。

自分が物事に影響されていることを恥じる必要はありません。

それよりも時々、「今自分の心で何が起こっているかな?」と探ってみてください。そして、早めのストレス軽減、息抜きを取り入れましょう。

そのように微調整していくことで、突然メンタルが極端に悪くなることを避けられます。

結果として、心の安定が保ちやすくなります。

 

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未来はいい意味でも予測できない

人の心は、現在の状況に引きずられるものです。

今が苦しいと、その状態が未来永劫、ずっと続くように感じられたりもします。

現在だけでなく、将来も同じ苦しさなのかと想像すると、心がどんよりしてしまいますね。苦しさが増すかのようです。

でもここで思い出しておきたいのは、現在の状況が悪くても、未来がやはり悪いとは限らない、ということです。

文章にしてみると当たり前に感じますが、実際に自分が大変な思いをしていると、いつも心のどこかで悪い未来予測をしていることがほとんどです。

そして、そのために、行き詰まってしまい、人生を悲観したり、諦めてしまうこともあります。

人間万事塞翁が馬」ということわざがあります。

中国の故事にもとづき、よい出来事が悪いものをもたらしたり、反対に悪い出来事がよいものをもたらしたり、人生の幸不幸は予測が難しいことを示しているものです。

私はこれをとてもいいことわざと思っています。なぜなら、私自身、悪い出来事が結果的に自分の人生を良い方向に定めてくれたり、得難い人との縁に導いてくれたことがあるからです。

もちろん、すべての悪いことがよいものを連れてきてくれるとはかぎりません。

でも、人生というのは、悪い状態から好転することもあるのだな、と理解しておくことはとても大切です。

現在苦しく感じている人が未来を考えた時、「必ずしも真っ黒ではないかも」と少し思えるかもしれません。

少しでも思えるか、それとも全く思えないかは、大きな差です。

それにより、気分も変わってきます。

少しでも気持ちに余裕ができることは、大変助けになります。

余裕がないと、解決する道があっても気づかなかったり、やる気もおきないかもしれません。

ぜひこのような視野でものを見ることを忘れないでください。

 

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頑張らなくていいことを見つけてみる

自分のストレスレベルって、気づいているようで意外に気づいていないものです。いつのまにか自分の許容範囲を超えてしまう状態になることも。

こういう時は要注意ですね。精神のバランスを崩しやすくなります。

つまり、精神的にパワーがあふれている状態と比べて、ちょっと脆くなっている状態です。

自分の感情や不安感がコントロールしにくくなってきます。うつっぽく、落ち込んだ状態が続くこともあります。

ですので、まず予防が肝心。

なんか私疲れているな、いつもの自分じゃないな、と感じたら、なるべく早くストレスを軽くするようにしたいものです。

まず何が大きなストレスになっているか、考えてみましょう。

自分の好きじゃないことをしている。

人のために時間とエネルギーを使って、自分のためにあまりやっていない。

つらいことがあって、乗り越えられないでいる。

体調が悪いのに、やることがたくさんある。

など、具体的に考えてみます。

そして、そのストレスをどのようにしたら軽減できるか、アイデアを出してみましょう。

やらなくていいことを考えてみる。

誰かに忖度して、我慢してきたけど、思い切って自分の意見を言ってみる。

休暇をとる。

家族に説明して、手伝ってもらう。

などと、これも具体的に考えてみます。

このように考えていくと、自分のストレスがどの程度のものかわかってきます。

わかる、ということはとても重要なことです。わからないことはコントロールが難しいですから。

わかることで、悪化も予防できます。

わかることで、変える糸口が見つかってきます。

また、その時は特にアイデアが思い浮かばなくても、後で思いつく、ということもあるかもしれません。それも、自分の心に注意を向けたからこそ、です。

自分の心がいろいろなことを教えてくれるのです。それだけ、私たちの心には大きな可能性があります。

 

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良いことの習慣化がもたらすやすらぎ

心の管理で大切なのは、どうやったら心が落ち着くか、ということです。

落ち着くことが出来れば、気持ちは大分楽になってくるし、判断力も出てきます。

人間は変化にとても弱いものです。

ショックもトラウマも、突然の変化です。

変化が必ずいつかやってくる日常の中で、良いことの習慣化はとてもよい心理的効果があります。

健康に良いこと、自分の好きなこと、楽しいと感じることを、日々の生活の中に組み込みましょう。

思いついた時にやる、というのもいいですが、ここでのポイントは、習慣化。

毎日でなくても、三日に一回、一週間に一回、など、目安を決めておきます。

そうすることで、自分のためになることを忘れていない、定期的にやっている、という安心感が生まれます。

最初に毎日やるように予定したものを、忙しいなら二日にいっぺんに変更してもいいのです。

ポイントは、続けられるように頻度などは調整していくということです。

自分のメリットになることを習慣化することで、ストレスが蓄積されるのを少し防げるかもしれません。

これはまた、うつを防ぐ、うつを改善するのにも有効です。

 

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生きづらさを感じた時

生きづらさ、というのはよく聞く言葉ですね。

誰でも生きていくのって困難だな、と思う時はあると思います。人生には大変なことがたくさんありますから。

でも、この「生きづらさ」という言葉、少し難点があるかな、とも感じます。

私だけの感覚かもしれませんが、生きづらさ、という言葉で問題全体を表現してしまうと、人生そのものに対してのあきらめと、何もできないという無力感が強まるような気がします。

苦しみ、困難の中で、つらくてもうどうにもできない、解決が見えない、ずっと苦しみが続くように思える、ということはもちろんあります。そのような時の気持ちは大切にしてください。

でも、そこで、実際に解決の道がゼロかのように感じてしまっては、さらに気持ちが落ち込み、精神的に悪化することもあります。

まず、何が生きづらくしているのか、具体的に考えてみましょう。

例えば、パートナーとの不和、職場でのパワハラ、仕事が嫌で仕方がない、子供の問題、健康がすぐれない、などがあるかもしれません。

つまり、生きづらい、ということの裏には、五つの要素があるということです。

具体的に問題がわかると、一つ一つ、その改善策も考えることが出来ます。

そして、改善策があるかもと感じ、または改善方法を考えてみる、という時点で、ただ生きづらく、無力に感じる状態から少し脱しています。

実際には、ただ具体的に話してみるだけで、自分の中で問題に対する自分の気持ちが整理させ、問題自体は全く変わっていないのに、楽になった気がすることはよくあります。

なんとなく生きづらいと思うより、具体的に何が問題なのか探って、言葉にすることで、自分に力が少し戻ってきます。

 

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不安な時には気持ちの切り替えを

現在は不安を感じることが大きい時だと思います。

そうした中で大切なのは、ストレスをしっかり管理すること。

私たちは、見るもの、聞くものからたくさんの影響を受けています。

はっきりした影響だけでなく、無意識に影響されることも少なくありません。

「これくらいは大したことがないストレス」と表面的に思っていても、意外に自分が心を動かされているケースは少なくありません。

ストレスが積み重なって、気づくと大きな不安を抱えているということもあります。

そうすると、不安を取り払うのがだんだん難しくなってきます。

ですから、間違いがないのは、自分を客観的に見て「これは大きなストレスだな」と思えるのなら、その影響を受けているかどうかわからなくても、早めに対処してしまうことです。

まず、気分転換をしましょう。ストレスになっているものから離れましょう。

そして、全く別のことをやってみましょう。

積極的に体を動かしましょう。同じ姿勢を続けているとどうしても血行が悪くなり、それと同時に気分もすっきりしなくなります。

外へ出るのも気分転換になりますね。

つまり、同じ不安の状態を続けない工夫をするというとです。続けずに気分転換をすると、不安感の累積を防げるかもしれません。

下記のページに気持ちを切り替えるヒントがありますので、ぜひ見てみてください。

unblockenergy.com

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