プシケの庭

心を癒し、真に自分らしくあるための、セルフ・アウェアネス覚書

心はゆるめればゆるめるほど元気になる

メンタルヘルスの問題のほとんどは、心をゆるめることが出来ればよくなっています。

難しく考える必要はありません。

ゆるまない原因を探って、それをゆるめていけばいいのです。

だいたいが何かに対する、または誰かに対する感情です。こうしたものが心を緊張させ、圧迫します。

ツボ治療で、体のこりを探して、そこをゆるめていけば、体のエネルギーが上手く流れるようになるのと同じです。

心が固くなっているから、いろいろな症状が出るだけで、ゆるめれば症状も少なくなります。

うつ、不安、トラウマ、心の傷などは、私たちの心を楽にしておきません。

心を委縮させ、固くして、ものの見え方も偏ってきてしまいます。

好きなことをやったりして心をゆるめるのもいいですね。

そうした息抜きは私たちの生活には必要です。いろいろ見つけてやっていきたいですね。

でも、問題が大きければ大きいほど、深ければ深いほど、そのような息抜きの効果がなかなか長続きしません。

体で言えば、ツボでないところをちょっとなでても体調はあまり改善しないのと同じです。

つまり、心のもっと深いところがゆるまないと、すぐに心がまた固くなってしまうのです。

感情を開放してあげると、心は確実にゆるんできます。

 

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自分の気持ちを表して癒される

気持ち、感情はずっと心に閉じ込めておくと、ものすごくつらいものです。

閉じ込めている、とは持ち続けている、ということ。

つまり自分からなかなか離れていかないというとになります。

でも話したり、表現することで、自分から少しずつ感情が出ていきます。出ていくから、楽になるのです。

心がいっぱいいっぱいになってしまっていても、話すことで余裕が生まれます。

余裕ができるとものの見方が楽天的に変わってくるかもしれません。

話せない時は、紙に書いてもいいですね。

また、気持ちを絵に書いてもいいです。これはアートセラピーでもあります。

紙に書く場合は、自分の気持ちをできるだけ具体的に書いてみましょう。何が自分をどのような気持ちにさせるのか。具体的であればあるほど、心のプレッシャーを軽減する効果があります。

自分の中から苦しい気持ちが離れていけばいくほど、自分というものがはっきりし、強く感じられるようになります。

気持ちというのはコントロールしようとしてもなかなかなくなりません。

でも表現することで薄れてきます。

それが傷ついた心が癒されていく過程です。

 

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平穏な状態に心を戻そう

心の奥には、必ず平穏で静かな状態がベースにあります。

そこへすぐ、楽に到達できないとしても、誰にでも間違いなくあります。

完全な安らぎではなくとも、近くに行こうとするだけでも大きな価値があります。

状況によっては、幸福感、喜びなども一緒に感じられるかもしれません。

どうやったらその場所に行けるか。

それが私が行うセラピーの目的と思っています。

皆、穏やかな状態に心を戻したいとどこかで思っているはず。心の苦しみから逃れるということは、静かな喜びを感じられるということ。

それを癒しと呼んだり、治療と呼んだりしているだけで、方向は同じでしょう。

人として、これを感じられるかどうかが、真のクオリティ・オブ・ライフの1つなのではないかと思います。

自分の外のものから得られる幸福は、それはそれでよいものです。

でも、いつもあるわけではないし、時には依存状態を招きかねません。

また、他の人が持っているものを自分が持っていなかったり、自分が持っているものを他の人が持っていなかったり、個人差も大きいものです。

ですから、心の中に、平穏な状態を見出していけると、自分の中にいつもある宝物のようになります。

たとえ何もなくなってしまったとしても、自分にはその宝物がある。

「国破れて山河在り」ということわざがありますが、それに近い感覚かもしれません。

平常心という言葉がありますが、ここではあえてそれを使いませんでした。

なぜなら少し無味乾燥に感じるから。そして、歯を食いしばって一生懸命感情にとらわれないようにしてるようにも思えるから。単に個人的な印象であるだけですが。

ここで私が言おうとしている平穏は、力を抜き、頑張らずに、感情にとらわれまいとする努力も手放し、無駄なものがなくなったところにある楽な心です。

楽は楽しいにつながります。そして、そのような心は、多くの可能性に満ちています。

 

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心の苦しみの裏には葛藤がある

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葛藤とは、右にも左にも行けない状態です。

だから苦しい。一方向に行けないのはとてもつらい状況です。

心の問題には、この葛藤がたくさんあります。だから暗くなったり、落ち込んだり、不安がとまらなくなったりします。

葛藤をそのまま心に抱えていると、苦しみがどんどんつのっていきます。体の調子も悪くなってしまうかもしれませんね。

でも、自分の心を整理し、何が自分の葛藤なのかはっきりさせていくと、気持ちがすっきりしてきます。たとえすぐに解決策が見えなくても、なぜか少し楽になるものです。

人間て、混沌とした中で生きていると、非常に気分が落ち込むものです。

反対に、心の中のことが明らかになると、つらさはあっても、どこか明らかになったことでほっとしたりするものです。

では、どうやって整理していくのでしょうか。

まず、「自分が何をどう感じているか」を見ていく必要があります。

そうでないと、何が葛藤をつくっているのかわかりません。

「本当は○○したかったのに、親の意向で別の道に行かされたから葛藤してたのだ」など、自分の本当の気持ちを知るからこそ、わかってきます。

葛藤していたから、いつもつらさを引きずっていたんだな、と自分を理解できます。

自分への理解が深まると、少し安心感が得られます。

こういった安心感は貴重です。人生を歩んでいく上で、必要な土台となります。

 

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癒されるから、いい方向に変われる

イライラしたり、どうしてもネガティブなことをやってしまう。

変えなくてはいけないことがたくさんあるのだけれど、全然変えられない。

変えられなけば変えられないほど、自分が嫌になり、さらなるストレスになる。

無理やり変えようとすればするほど、空回りになることが多いものです。

その理由はなんでしょう?

それは、もう力がなくなっているのです。変えるのに必要なパワーがないのです。

変えること自体が、非常にパワーがいること。

そのパワーがないのに頑張っても、なかなか変えられません。

精神的に疲れていればどうしたってパワーはなくなります。傷ついていれば、傷にたくさんのパワーをとられてしまいます。

たとえちょっと変えられたとしても、つらい中で力を振り絞っている感じ。それを続けるのは限界がありますよね。

癒されると、ほっとして楽になり、それがエネルギーとなる。

どんどん癒されると、パワーが戻ってくる。

残量がゼロに近かったのが充電される。

誰でも、あの言葉に救われた、とか元気が出た、などという経験があると思います。

精神的なパワーは、休むことはもちろんですが、癒されることが大きな原動力になります。

自分を叩いてもあまりメリットはありません。残量残りわずかでできることはほんの少し。

そんな無理なことをやろうとするよりも、積極的に癒しを求め、充電したほうがずっと効率がいいです。

 

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親との関係に多くの問題が隠されている 3

異性との関係にも親との関係の影響がけっこうあります。

例えば、ものすごく権威主義的な父親を持った女性は、自分とパートナーとの関係も同じようになるのだな、とどこかで感じていることがあるかもしれません。

そして、権威主義的な人と一緒にいることに慣れているあまり、無意識にそうしたタイプの人を引き寄せてしまうこともあります。

過干渉な母親がいる男性は、付き合っている女性などからいろいろ聞かれたりすると、イライラしたり、怒ってしまったりするかもしれません。

このようなことのもともとの原因、つまり親との関係を見ていかないと、根本的な解決は難しくなります。

逆に親とどういう関係だったか自分ではっきり認識すれば、

上記の女性の場合は、すべての男性が権威主義的でないことを真に理解し、もっと積極的に自分を出せるようになってくるかもしれません。

また、上記の男性の場合には、自分のパートナーが何か聞きたがったり、もっとコミュニケーションを求めることは、必ずしも干渉やコントロールではない、ということが理解できてくるかもしれません。

親との関係のパターンを知ることで、無意識に信じ込んでいることが何かわかってきます。

そうすると、私たちの衝動も、そうした固定観念に端を発しているかもしれない、ということもおのずと想像がついてきます。

固定観念から自分が自由になっていきます。

 

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親との関係に多くの問題が隠されている 2

前回、親との関係は私たちの心の状態に大きな影響を与えている、ということを書きました。

本当に、いろいろな影響があります。

一般的なこととして、親からサポートを受けて育つと安心感を感じやすいことが多いです。

幼少期に「どれだけ守られている感覚があったか」が、大人になってからの精神状態にかなり影響します。

その人の「強さ」と言われているもののうちには、環境によって得られたものも多いです。そして、その環境は、多くの場合親が作った世界です。

「一番傷ついていたあの時、親の理解を得られなかった」などという経験は、その人の傷をさらに深くし、未来への希望にも影響を与えかねません。また、人というのは冷たいのだな、という厭世的な考えに傾くこともあるでしょう。

年齢が若ければ若いほど、その影響は大きくなります。なぜなら、その人の支えはまだ社会になく、親以外にないからです。

ただ、子供の必要な感情サポートをすべて完璧にできる親というのもあまりいないです。

ですから、多かれ少なかれ、私たちは何らかのトラウマや心の傷、寂しさや困難を抱えた時があったとも考えられます。

決して稀なことではありません。

たとえ基本的には、いいお母さんやお父さんだったとしても。

そしてここでの着眼点は、心の因果関係です。

過去のどのようなことがどのように影響し、現在の自分の感じ方、考え方を作っているか。

親が悪い、親を責めなさい、というのが目的ではありません。

もちろん責めたくなるような気持ちがあるなら、それもOKです。

でもまずは自分の心の理解が大切です。

なぜなら、心の因果関係がわかってくると、それだけでも楽になったり、自分が異常なのかと思っていたことがそうでないとわかったり、いろいろメリットがあるのです。

また、知っておいてほしいことは、人の心には治癒力があるということです。

親が間違ったことをしたら子供の人生は終わり、ではありません。

ただ、その治癒力を引き出していかないと、解決の糸口が見えにくくなってしまいます。

 

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