プシケの庭

心を癒し、真に自分らしくあるための、セルフ・アウェアネス覚書

マニュアル的思考の弊害

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日本人が得意なのが、マニュアルに沿った考えと行動。

秩序を保つのに型的なものが必要だったり有用だったりすることももちろんある。

でも、いつもマニュアルを求めていると、自分が何を感じているのか、何を求めているのかわかりにくくなってきます。

前回、ありのまま、自然、ということの難しさについて書きましたが、マニュアル的になってしまうことで、ありのままの自分から遠ざかる、ということもあります。

つまり、Aという場合にはAという反応、みたいに思い込んでしまうので、自分の感情や感覚が捉えられなくなってしまう。

また、Aという状況で、Bと感じたり、Bをやってしまったら、もうダメ、という思考にもなりやすい。

もうだめ、という思いから抜けられなくなると、うつになったり、悲観的になったりしてしまう。

ですから、思考は柔軟に、オープンにしておくのがとても役立ちます。自分のこだわりに疑問を持ってみる。

そして、自分の感情にアクセスし、感じ取ることから始める。すると、自分の感情・感覚と、今までの思い込みが、必ずしも一致しないことに気づいてくる。そうすると、変えたい、自分の感情を大切にしたいという気持ちもわいてきます。

こうやって少しずつマニュアル的思考に縛られることから解放されていきます。

 

 

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ありのままの自分は難しい?

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ありのままでいい、自然でいいんだよ、とはよく聞く言葉です。

そんな言葉を聞いた後は感動してちょっと癒される。癒されて肩の力が抜ける。

でも、その状態続きますか?それだけで自然な自分にずっとなれますか?

その瞬間には楽になったような気がするけど、またすぐいつものストレスパターンに戻ってしまう。こういうことがよくありませんか?

どうしてでしょうか。

なぜなら、ありのままって、本当に難しいからです!

ありのままっていうのだから、簡単なはずと思い、なぜ自分にできないのか悩んで自己嫌悪になる人もいます。さらに悩み抱えてしまいますね!

 

まず人のこころとは、多くの観念でできているものと理解してください。親の考え、世間の考え、トラウマ反応、感情、怖れ。こうしたものが常に心の中にうずまき、覆っているのです。

時々その覆いがはずれると、自然になる。でもまたすぐに覆われてしまう。

そして、こうしたものが少なければ少ないほど、はた目からは自然に見えるのです。

ですから、どうしたらいいのかというと、これらの感情、トラウマ、親の影響などのブロックを解消してしまえばいいということになる。

その方が、一生懸命、ただ自然に、ありのままに、と努力するより効果があります。

さらに言えば、自分のこころと向き合わずにただ、ありのまま、自然といっても、ほとんどの場合表面的なものであることが多く、小さなことで崩れてしまう。

こういうことに取り組むのも、セラピーでのワークです。

 

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無理をしないのも積極性の一つ

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積極性、というと、つねにガンガンいくかのような感じがします。

しかし、自分のストレス管理として、無理をしない選択をするということは、とても積極的なことです。

少し矛盾して聞こえますね。

でも、つい流されて無理をしてしまった、などということもあるはずです。

つまり無理しないように、疲れすぎないようにバランスをとるためには、かなり自分が見えていないとできないのです。

力で進んでいく時もあれば、肩の力を抜いて、気楽に行く時もある。

こういう判断がうまくなることも、心の成長と余裕の表れです。

 

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自己肯定感がなかなか高くならない?

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「自己肯定感」ってよく聞く言葉です。

自己肯定感が低いとよくない、とか自己肯定感を高くすると幸福感が増すとか、自在にコントロールできるかのような、単純な話になっていることがほとんどだと思います。

そして、自己肯定感が、どうしても高くならないので、それでさらに落ち込む人もいる。

実際にはそれほど簡単な事ではないのです、この自己肯定感。そして、ただこれをもとめて努力しても、あまり成果がなかったり、表面的の肯定感で心に根付いていないものだったりすることもしばしば。

なぜ簡単な事ではないのか?

それは、自分を肯定できないということのウラ側には、いろいろな心理的要素があるからなのです。

つまり、なにかしらの原因があることが多いということ。

例えば、子供の頃から親にバカだ、バカだ、と言われてきたら、自己肯定感高くなりますか?

ひどいいじめにあっていたら、自己肯定感高くなりますか?

トラウマが自己肯定感を非常に低くすることはよくあることです。そして、トラウマを解消していけば、自己肯定感は自然とついてくる。

逆に、トラウマがあるのに、自己肯定感だけをあげようとしても、なかなか変わらずにストレスになることもある。

このように、一口に自己肯定感の低さと言っても、その人のヒストリーによって、原因は千差万別なのです。

こういうことを紐解いていくのもサイコセラピー(心理療法/カウンセリング)の大きな大きな役目です。気づかなかったことに気づき、気づくことで、つぼみが自然と花開くように変わっていく。心の苦しみはつらいけど、自分の未知の部分を知り、楽になっていくのって結構面白いですよ!

 

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心の管理

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どうやって自己管理をしていくか・・・。

これが精神の健康においても大きな課題ですね。

 

でも、管理といっても力づくで自分の心を押さえつける、というわけではないのです。

 

実際にこれをしてしまうと、抑圧になり、さらに心が苦しくなってしまう。

つまり精神の不調が大きくなってしまうということです。

 

これは避けたいですよね?

 

まず一番大切なのは、心を観察すること。知ること。

 

知ることなしには何も始まりません。自分が気づかないものを管理できません。

 

そして、気づきの力って、驚くほど大きいのです!

気づくことで、悟る。変わりたくなる。変えたくなる。そういう思いもまず気づきから。

この最初のステップを忘れてはいけない。

 

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自分を受け入れて大地のようになる

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多くの人が自分を受け入れられずに戦っています。

これができていない自分、あれがだめな自分・・・。

落ち込んでいる自分、治らない自分・・・。とても好きになれない。

自分で自分を阻害することに、非常に多くの時間とエネルギーを費やしている。それで何らかの効果があるかというと、ストレスを大きくするだけで、よいことは特に何もないでしょう。

まず、おおらかな目で自分を見つめてみましょう。

わざわざ好きになろうとしなくてもいい。「好き」の反対には「嫌い」があります。つまり、好きを維持できないと嫌いが出てきます。

それよりも、受け入れる、または受け止める、ということのほうがはるかに大事で、心への影響ははかりしれません。

また、多くの人は「受け入れる」ことを、負けのようにとらえがちです。

つまり、「こんなくだらない自分を受け入れるということは、自分がくだらない人間だということをはっきりと刻印するようなものだ」などという考え方です。はっきり意識していなくても、どこかでこのように思っているものです。

そうではなく、まず自分の存在を認めてあげる。個性を見てあげる。勝ち負けや、人からの評価を離れて受け止めてあげる。こういうことをやっていく。

そのようにおおらかな気持ちになってから、改善したいことがあれば一つ一つ改善していけばいい。

実は、自分を受け入れると改善が容易になってくるのです。

気持ちが楽になって余裕が出てくると、少しチャレンジしてみようという気になるものです。「仕方なくやらされているダメな自分」的悲壮感に足を引っ張られなくなります。積極的に取り組めるようになるのです。

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強く感じることには、感情問題が隠れている

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なぜこんなに強く感じてしまうのだろう--と思うことはありますか?

しかも、反応してしまうのがいつも同じパターン。

こういう時には、ほとんど必ずと言っていいほど、感情問題が隠れています。

一番よくあるのが、親との問題。そして、トラウマ。

つまり、現在経験していることが、過去の心の傷に触れて反応するということです。だから痛いし、防御的反応をしてしまったり、怒りが出るのです。

もっともらしい理由で自分の反応を説明できたりするかもしれませんが、心理的要素が関係していることが少なくありません。

こういうことも、自分の傷を見ていくことで徐々に癒しが起こり、癒されるとパターンもずっと変わりやすくなります。